■鴨川ホルモー 2009年 松竹系 監督/本木克英
出演/山田孝之 栗山千明 濱田岳 石橋連司
万城目学(まきめまなぶ)のベストセラー小説の映画化。本木克英監督はこの原作の世界感に70年代〜80年代風の木造 アパート、その時代の貧乏臭い、ちらかった部屋、流行とも余り関係ない学生感を注入、それが京都大学吉田寮(映画では百万遍寮という設定)の緑ある中の木造の学生寮=昭和な雰囲気がたまらなく良い。全編京都での撮影もこの奇妙キテレツな展開を和らげているのかもしれない。編集されたDVD映像を見つつエレキギターで即興的に作曲し、まとめていく方式を数シーンで試みた。また家にあった沖縄の楽器三線(さんしん)でクリックも使わず、やはり即興的に合わせていく音楽も作曲。はじめて三線をどうにか弾いた。これは石橋蓮司さんの出てるシーンでとても楽しい作曲になった。オーケストレイションから打ち込み、ギター系、笙や和太鼓の邦楽系、三線、と僕の音楽デパートのような音楽制作を楽しんだ!
作品は沖縄国際映画祭でゴールデンシーサー賞を受賞した。

Original SoundtrackはEMIよりリリース。DVDもリリース。

 
■それでもボクはやってない 2007年 東宝系 監督・脚本/周防正行
出演/加瀬亮 役所広司 瀬戸朝香 もたいまさこ
満員電車での痴漢事件から日本の警察制度、裁判制度に一石を投じた社会派作品。ドキュメントを見るかの如くリアルなタッチで物語は展開。よって劇中音楽も試行錯誤の末に、しぼりこんで8シーン程のみ。主人公の最後のセリフを受けて始まるエンディング音楽『静けさの中で』(vo:tomo the tomo)は素晴らしい仕上がりで納得いく楽曲になった。この音楽で第31回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。DVDでもリリース。 映画、そして周防正行監督はキネマ旬報、毎日映画コンクール、報知映画賞等数多くの賞を獲得。日本アカデミー賞ではもたいまさこが最優秀助演女優賞、美 術の部谷京子、編集の菊池純一がそれぞれ最優秀を獲った。

 
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■アルゼンチンババア 2007年 松竹系 監督/長尾直樹
出演/鈴木京香 堀北真希 役所広司
よしもとばなな原作の同名の短編小説の映画化。父と高校生の娘、そこにアルゼンチンババアなる不思議な女性が絡んで展開する、じわっといいストーリィ。 よしもとばななは「自作の映画化では一番の出来映え」と語っている。劇中音楽はさりげなくしっとりと弦楽、木管、ピアノ等で作曲。他に激しいアルゼンチ ン産のタンゴも挿入される。 DVDでもリリース。

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■死に花 2004年 東映系 監督/犬童一心
出演/山崎努 青島幸男 宇津井健 松原智恵子 星野真理
元気な老人たちが奇想天外な活躍の痛快作品! 劇伴の骨となるテーマはジャズロックチューンの『ウォータージェロンマン』。
またカリンバで映像を見ながら即興演奏でつけた音楽も楽しんだ。

■ドラッグストア・ガール

2004年 松竹系 監督/本木克英
脚本/宮藤官九郎 出演/田中麗奈  柄本明  三宅裕司  伊武雅刀

中年オヤジたちがいい感じに描かれてて、でも田中麗奈も自然にコメディしてて面白いメチャ楽しい喜劇作品だ! 音楽もちょっと不思議だったりオールディーズ風あり、ロックありで。 70年代風ロックポップのオープニングテーマ(歌:中嶋朋子)も作曲。『ジェロニモストンプ』では自ら歌ってしまった。

 
■千の風になって
 〜天国への手紙
2004年 シネカノン 監督/金秀吉
出演/西山繭子 南果歩 吉村実子
木管、弦、ピアノ等で感情的につけるのではなく、さりげなくドラマを支えたかった。シリアスで悲しい短編が3つ連なる作品。

■ファンシイダンス 1989年 監督/周防正行
主演/本木雅弘 鈴木保奈美 共演/竹中直人 柄本明
音楽担当。実際にお寺の打楽器音をサンプリングして劇中音楽の一部を作曲。
日本コロムビアよりサントラCDリリース。2005年4月DVDリリース。

■お墓と離婚

1993年 監督/岩松了
主演/小林薫 田中好子 忌野清志郎

音楽担当。 周防義和 率いるノンジャンル弦楽ユニット『BREW-BREW』による日常的チョト逸脱系音楽。弦楽カルテットでピチカートによる音楽をメインに作曲。

■シコふんじゃった。 1992年 監督/周防正行
主演/本木雅弘 清水美砂
音楽担当。 弦楽セクション、木管、マリンバ、アコーディオン、打楽器等のアンサンブルで作曲。 日経エンタテインメント誌で映画音楽作曲家、故佐藤勝氏より高い評価を受ける。 サントラCD(日本コロムビア)リリース。2005年4月DVDリリース。

■変態家族
 兄貴の嫁さん
1984年 監督/周防正行
主演/大杉漣
音楽担当。小津安二郎監督へのオマージュ作品といわれ周防正行監督にカルト的ファンを生む。音楽はさりげなく...60年代風劇伴かも。音楽演奏も参加された笹田和裕/DRUMS、郷忠孝/BASS、小石巳美/KB/VO、エンジニアの大坂正雄、各氏に感謝致します。

■Shall we ダンス? 1996年 監督/周防正行
主演/役所広司 草刈民代
音楽担当。 サウンドトラックアルバム(徳間ジャパン)を発表。主題歌『Shall we dance?』(歌: 大貫妙子 編曲:周防義和)も担当。 『Shall we ダンス?』で1997年日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞。ボールルームダンスのクイックステップ、イングリッシュワルツ、スローフォックストロット、タンゴ、ルンバ、パソドブレ、ジルバ等を作曲。2005年4月DVDリリース。最後のダンスシーンに私も出演、ダンスしてる!

■恋と花火と観覧車 1997年 監督/砂本量
主演/長塚京三 松嶋菜々子
音楽担当。長塚京三と松嶋菜々子の観覧車の中でのキスシーンにつけた『PIANO KISS』そしてその余韻の横浜夜景につけた『STRING KISS』が自分でも好き。周防義和ソロアルバム『空想から映像連鎖』に収録されている。『PIANO KISS』ではエリックサティ弾きとしても有名な柴野さつきが参加。

■釣りバカ日誌・
 イレブン
2000年 監督/本木克英
主演/西田敏行 三国連太郎
音楽担当。後で『釣りバカ日誌12』『釣りバカ日誌10』との合同オムニバスサントラがリリース。(SMEJ Associated Records AICT1327)ドラマ内容はおなじみハマちゃんとスーさんが沖縄に行く話と、リストラ等が絡んで展開する。ハマちゃんのテーマ音楽もきにいっている。

■東京マリーゴールド 2001年 監督/市川 準
主演/田中麗奈
音楽担当。サウンドトラックアルバム(ポニーキャニオン)を発表。淡々とした中に少し不思議で普遍的な映像音楽を作曲。テーマ曲『Love is more than this』 (歌/ Susan Osborn)も作編曲。そういえば田中麗奈と小沢征悦とのキスシーンにも作曲したなあ。 映画は林真理子の小説『一年ののち』を市川準監督が映画用にリメイク。共演に樹木希林 寺尾聡。
 
その他、1980年前後に高橋伴明監督作品約20本、
福岡芳穂監督作品1本のにっかつロマンポルノ、等の音楽担当。